他の緩効性窒素肥料技術とは違い、Saviolife の製品は、地中の微生物の活動(無機化)を利用した生物学的利用能プロセスを通じて肥料を溶出します。
Il Sazolene® èは、地中の微生物にとって、有機炭素(生命エネルギー)と窒素(養分)の源です。 他の技術とは違い、 Sazolene® は地中の微生物の活動(自然な無機化の主要因)を妨げる働きをしません。逆に、その活動を助け、炭素と窒素を供給することで土壌が自然の力で肥沃になることを助けるのです。
被覆技術を使う他製品(コーティング肥料)と違って、Sazolene® の溶出をコントロールして遅くする技術は、使用中に粒が壊れたり、被覆(コーティング)にひびが入ることで緩効性の特徴が妨げられることはありません。Sazolene® の溶出の緩効性は、粒が壊れても失われることはなく、窒素がいきなり溶出するのを防ぎます。したがって、メチレン窒素(MU)の使用により、土壌に良い効果をもたらし、無機化(鎖状に結合する重合体を個々の尿素に分解)を促進する微生物の繁殖が促進される。
根の成長と植物の発育を統制する要因(主として湿り気と温度)は、微生物の活動を左右するものと共通しています。このことは、Sazolene® の窒素は、根の成長と植物の発育に最適な条件があるときに与えられることを意味します(Sazolene® の溶出は、栽培上必要となったときにおこなわれます)。
その結果、Sazolene® は、地下水層が硝酸塩で汚染されるのを防ぎ、根が伸びる地中の部分に窒素を供給し続けることになります。 このメカニズムにより、高温や多雨の条件でも植物の一定した早い成長が可能になります。それは、ゆっくりと水に溶ける窒素であるために、窒素の溶出が温度や雨だけに直接に影響されることがないからです。
Sazolene® は、主として硝酸塩(N)、2大要素(NP、NK)または3大要素(NPK)の緩効性肥料の製造の原料として使われ、窒素の一部または全部をメチレン窒素の形で緩慢に溶出させるものです。
球状形態であり、さまざまな大きさの粒状サイズが提供できるため、配合肥料の材料として最適です。 Sazolene® はまたチップ粒(0.4 mm)や、プロセス開始時に材料をつぶす工程がある場合はそれよりも大きい粒(2 mm または 3.5 mm)を利用して、粒状肥料や押し固めた肥料の製造にも使用することができます。
Sazolene® は、他の速効性の窒素と混合することにより、大きな効率を発揮します。
Sazolene® は、栽培に必要な窒素を1回だけ与えたり、従来の速効性肥料を補足するために、直接に使用することもできます。Sazolene® を適切に他の材料と混ぜることで、NPK のさまざまな配合割合を持つ緩効性肥料を得ることが可能になります。
Sazolene® シリーズの製品は、窒素の緩慢な溶出が一定で確かなので、多くの使用場所で最適な結果をもたらすことができます。 Sazolene® は、例えば、野菜や果物の露地栽培(食物栽培)、芝生マット、観賞用、植樹、園芸植物、観賞用植物(非食物栽培)、新しく植えた植物のすべてに使用することができます。 Sazolene® を成分とする肥料は、植物の自然な要求に合わせて窒素をゆっくりと溶出します。